ミニチュア プライウッド エレファント

ヴィトラデザインミュージアムは、所蔵するコレクションの中から、歴史に残る家具デザインのミニチュアを20年以上にわたり制作してきました。アールヌーヴォーからバウハウスのデザイン、そしてポストモダニズムから現代の作品に至るまで、家具の歴史の変遷を網羅したラインナップです。オリジナル作品を1/6サイズに縮小した、この「ミニチュア コレクション」は、構造や素材、色など、細部に至るまで忠実に再現しています。ネジなどのパーツの複製、自然な木目使い、手作業による職人技など、細部に渡りこだわり抜いた高い再現性で、コレクターアイテムとしてはもちろん、大学やデザイン学校、建築家にとっても重要な資料としても使用されています。

プライウッド エレファントは、イームズ夫妻がデザインした合板製品の中でも傑出した地位を占めています。1940 年代初頭、チャールズとレイ イームズは、合板を立体的に成形する革新的な方法を開発し、それを使ってさまざまな家具や彫刻作品を制作しました。初期の合板デザインの中でも、エレファントは最も製作が難しいものの 1 つです。きつい角度や複合曲線には、合板技術の高度な熟練が必要です。

子供用家具と同時にデザインされたプライウッド エレファントは、イームズ夫妻が軍事用途に開発した脚の添え木 (立体的に成形された合板で作られた最初の大量生産品) の遊び心のある相棒とも言えます。

プライウッド エレファントは複雑な製造方法を必要としたため、生産されることはありませんでした。試作品は 2 つだけ作られ、両方とも 1945 年から 1946 年にかけてニューヨーク近代美術館で展示されました。現在、イームズ家の所有物として知られているのは 1 つのモデルだけです。2007 年、ヴィトラ社は伝説のイームズ プライウッド エレファントを限定コレクターズ エディションとして初めて商業生産しました。

サイズ：W70 H70 D130 

素材：三次元プライウッド　メープル材　ニッケルメッキのネジ

デザイナー：チャールズ & レイ・イームズ

デザイン年：1945
製品名：Miniatures Plywood Elephant natural / ミニチュア プライウッド エレファント
原産国：EU

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