品質について
日々の暮らしにおいて、長い期間使用可能な製品を生み出すため、ヴィトラは、製造前の素材開発にも重きを置いています。高品質の素材を選び、少なくとも15年以上の使用を想定した厳密な試験を実施しています。
素材の特徴とケアについて
表面のお手入れは、湿らせた布で汚れをふき取る、一般的な方法で十分です。環境に優しい洗剤を用いて、定期的にお手入れをしてください。化学性洗剤を使用する場合は、座面裏などの目立たない場所で事前に試してみることをお勧めします。頑固な汚れには、家具クリーニング専門業者にご相談ください。
ファブリック:
張り地のファブリックをお手入れする際には、室内用の掃除機などでほこりや糸くずを吸い取ってください。通常の汚れや、付着したばかりの汚れは、湿らせたスポンジや布で拭いてください。染みに対しては外縁から中央に向かって軽くたたきながらふき取ってください。頑固な汚れは、乾いた状態で、柔らかい衣類用ブラシなどで汚れを軽く擦ります。汚れの種類によっては、化学性洗剤が必要になる場合がありますが、専門家にご相談ください。ファブリックの表面を強くこすることは生地を傷める原因となりますのでお控えください。
プラスチック:
ヴィトラで使用するプラスチックは、丈夫で、形状と色の堅牢性が特徴であり、さまざまな化学薬品やその他の媒体はの強い耐性があります。さらに独自の仕上げにより、紫外線によって引き起こされる変色も抑えられていますが、長時間の直射日光は避けてください。プラスチックのお手入れは、柔らかく湿った非研磨性の布を使用し、日陰で自然に乾燥させてください。頑固な汚れには、市販の弱性な洗剤の使用をお勧めします。粉末やペーストなどの研磨性洗浄剤、または強度のアルコールなクリーナーは、表面を傷つける可能性があるため、使用はお控えください。
革:
革製の家具は、乾燥と革の硬直を防ぐため、直射日光を避け、熱源からもある程度の距離をとってご使用ください。革を柔らかくしなやかに保ち、革本来がもつ汚れに対する耐性を維持するために、一年に1から2回、中性洗剤でお手入れすることをお勧めします。湿った布で表面を軽く拭くことで通常の汚れは落とすことができます。それ以上のクリーニングには、革専用のクリーナーの使用をお勧めします。小さな汚れやペンの汚れは、無色の消しゴムで軽くこするだけで取り除くことができます。液体の付着はすぐに布で軽くたたき、染み抜き剤、テレビン油、靴磨きなどの薬剤の使用は避け、専門業者にご相談ください。
金属:
マットな質感のクロームやアルミニウムの表面についた汚れは、清潔で柔らかい布にガラスクリーナーをしみこませ、乾いた布で表面を拭いた後、自然乾燥させます。ステンレス鋼の場合は、特別なケアスプレー、クリーナーや洗剤の使用をお勧めします。パウダーコーティングされた表面は、研磨性のない布を使い、pH中性(pH 5-8)の洗剤または工業用水溶洗剤で、表面に傷がつかないように、優しくお手入れしてください。粒状、酢酸、クエン酸を含む洗剤は使用しないでください。
木材:
木材は、環境にやさしく、丈夫で長持ちする自然素材です。木製の家具は環境や時の経過に合わせて、美しく自然に変化します。ヴィトラの木製家具のほとんどは、無垢材をオイル性ラッカーで仕上げ、天然素材の特性や美しさをそのままに表現しています。染みを避けるために、飲食物をこぼした際には素早く拭き取ってください。無垢材は温度の急激な変動で、ひび割れや反りが発生する場合があります。 無垢材やベニヤの表面のお手入れは、柔らかく少し湿った布(頑固な汚れの場合は中性洗剤を使用)を使い、濡れた表面は日陰で自然乾燥させてください。シリコンや研磨剤を含む洗剤やケア製品、ポリッシュやワックスの使用はできる限りお控えください。