ミニチュア アントニー

ヴィトラデザインミュージアムは、所蔵するコレクションの中から、歴史に残る家具デザインのミニチュアを20年以上にわたり制作してきました。アールヌーヴォーからバウハウスのデザイン、そしてポストモダニズムから現代の作品に至るまで、家具の歴史の変遷を網羅したラインナップです。オリジナル作品を1/6サイズに縮小した、この「ミニチュア コレクション」は、構造や素材、色など、細部に至るまで忠実に再現しています。ネジなどのパーツの複製、自然な木目使い、手作業による職人技など、細部に渡りこだわり抜いた高い再現性で、コレクターアイテムとしてはもちろん、大学やデザイン学校、建築家にとっても重要な資料としても使用されています。

建築家、エンジニア、デザイナーのジャン・プルーヴェは、建築とデザインの両方において、革新的な構造と形状を生み出すために、高度な金属加工技術を採用することに熱心に取り組みました。彼は、軽量のプレハブ部材に基づく建築の建設方法の開発に影響力を発揮し、航空機や自動車の製造に関する知識を活用しました。1947 年に彼は自身の会社 Ateliers Jean Prouvé を設立し、これらの軽量要素だけでなく、独自の家具デザインも制作しました。

1955 年、プルーヴェはフランスのデザイナー グループ Union des Artistes Modernes の支援を受けて、パリ近郊のアントニーにある学生寮の家具デザイン コンペに参加しました。シャルロット ペリアンと共同で、彼は学生寮のレジャー エリア、カフェテリア、一連の部屋向けの模範的な家具シリーズを制作しました。彼のシリーズには、ここに示す椅子も含まれていました。プルーヴェは、1950 年にはすでにストラスブール大学向けに同様のバージョンをデザインしていました。

サイズ：W85 H145 D115 

素材：プライウッド　スチールラッカー仕上

デザイナー：ジャン・プルーヴェ

デザイン年：1950
製品名：Miniatures Antony /  ミニチュア アントニー
原産国：EU

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