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ヴィトラデザインミュージアムは、所蔵するコレクションの中から、歴史に残る家具デザインのミニチュアを20年以上にわたり制作してきました。アールヌーヴォーからバウハウスのデザイン、そしてポストモダニズムから現代の作品に至るまで、家具の歴史の変遷を網羅したラインナップです。オリジナル作品を1/6サイズに縮小した、この「ミニチュア コレクション」は、構造や素材、色など、細部に至るまで忠実に再現しています。ネジなどのパーツの複製、自然な木目使い、手作業による職人技など、細部に渡りこだわり抜いた高い再現性で、コレクターアイテムとしてはもちろん、大学やデザイン学校、建築家にとっても重要な資料としても使用されています。
屋内外グループを構成する家具は、アーヴィン・ミラーのために完成したばかりの家に調和する家具を探していたアレクサンダー・ジラードとエーロ・サーリネンのアイデアに遡ります。建築家として造園に興味を持っていたジラードは、室内用の家具は豊富にあるものの、魅力的なパティオを飾るものはなく、まともなガーデン家具もないと不満を漏らしていました。
チャールズ・イームズはこの問題に悩まされていましたが、ある日の飛行中に、アルミニウムのフレーム構造と素材の「シート」を組み合わせるというアイデアを思いつきました。彼は、体の自然なラインに沿った形状を開発したいと考えていましたが、硬いシェルではなく、体の自然な形をなぞる2つのサポートの間に張られた弾力性のある素材です。素材の長さに沿って伸びる細いプラスチックのストリップが補強材として機能します。素材は、フレームの外縁のスリットに挿入して固定されます。
さまざまなカバー材を試した結果、高周波溶接技術を使用して 1 7/8 インチ間隔で縫い合わせた薄いビニールフォームとビニールワッディングを詰めた 2 層の「ナウガ ハイド」で構成された布張りのサンドイッチ構造が生まれました。当初は屋外での使用を想定して考案されたこの最初のアルミニウム製イージー チェアは、今日では室内でのみ使用されています。
サイズ:W100 H140 D100
素材:アルミニウムポリッシュ仕上 レザー張り
デザイナー:チャールズ & レイ・イームズ
デザイン年:1958
製品名:Miniatures Aluminium Chair / ミニチュア アルミナム チェア
原産国:EU
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