ミニチュア レッド＆ブルー スツール

ヴィトラデザインミュージアムは、所蔵するコレクションの中から、歴史に残る家具デザインのミニチュアを20年以上にわたり制作してきました。アールヌーヴォーからバウハウスのデザイン、そしてポストモダニズムから現代の作品に至るまで、家具の歴史の変遷を網羅したラインナップです。オリジナル作品を1/6サイズに縮小した、この「ミニチュア コレクション」は、構造や素材、色など、細部に至るまで忠実に再現しています。ネジなどのパーツの複製、自然な木目使い、手作業による職人技など、細部に渡りこだわり抜いた高い再現性で、コレクターアイテムとしてはもちろん、大学やデザイン学校、建築家にとっても重要な資料としても使用されています。

ヘーリット・リートフェルトは、家具を空間における表面と線の理想的で抽象的な構成として考えました。彼がこれを実践した厳密さにより、「Roodblauwe stoel」は現代の家具デザインの重要なオブジェクトとなっています。ここでリートフェルトが採用した抽象化の形式は、画家のピエト・モンドリアンと比較できます。

モンドリアン、そして後にリートフェルトは、テオ・ファン・ドゥースブルフと彼の雑誌「デ・ステイル」を中心に集まった芸術家や建築家の一人で、彼らの急進的なコンセプトは20世紀の芸術に永続的な影響を与えました。リートフェルトは、与えられた現実をその線と表面の特性に還元しました。モンドリアンが風景をモデルにしたのに対し、リートフェルトは伝統的で巨大なアームチェアのコンセプトに焦点を当て、それを幾何学的な実体に変身させました。

サイズ：W110 H145 D140

素材：木材　ラッカー仕上

デザイナー：ヘリット・リートフェルト

デザイン年：1918
製品名：Miniatures Rood blauwe stoel / ミニチュア レッド＆ブルー スツール
原産国：EU

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