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ヴィトラデザインミュージアムは、所蔵するコレクションの中から、歴史に残る家具デザインのミニチュアを20年以上にわたり制作してきました。アールヌーヴォーからバウハウスのデザイン、そしてポストモダニズムから現代の作品に至るまで、家具の歴史の変遷を網羅したラインナップです。オリジナル作品を1/6サイズに縮小した、この「ミニチュア コレクション」は、構造や素材、色など、細部に至るまで忠実に再現しています。ネジなどのパーツの複製、自然な木目使い、手作業による職人技など、細部に渡りこだわり抜いた高い再現性で、コレクターアイテムとしてはもちろん、大学やデザイン学校、建築家にとっても重要な資料としても使用されています。
柳宗理は1940年代の学生時代、シャルロット・ペリアンの日本旅行に同行し、古典的なモダンに親しんだ。このことが、柳が日本文化にはない「座ること」に興味を持つきっかけになったのかもしれない。現在でも、日本の多くの家庭では、都会であっても畳の上に座る習慣があるため、座椅子は存在しない。
以上のことから、柳のバタフライ・スツールはいくつかの点で異例と言える。デザイナーは見慣れた西洋の形状を採用し、チャールズ&レイ・イームズが採用した工業用合板の曲げ加工技術と組み合わせた。このスツールは珍しく巧妙な構造をしており、2つの同じ形が、座面の下にある2本のネジと、ネジ止めされた真鍮の棒によって軸対称に接続されている。これは神社の鳥居を思わせる形をしており、スツールにオリエンタルな雰囲気を与えている。同時に、蝶の羽を連想させることから、この名前が付けられた。このスツールは、1957年のミラノ・トリエンナーレで金賞を受賞した。
サイズ:W80 H70 D55
素材:プライウッド ブラス
デザイナー:柳宗理
デザイン年:1954
製品名:Miniatures Butterfly Stool / ミニチュア バタフライ スツール
原産国:EU
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