コレクション: パンター&トゥーロンのスタジオを訪ねて
若きデザイナー デュオ、パンター&トゥーロンは、暮らしと働き方の未来をどのように思い描いているのでしょうか?機能性、柔軟性、ミニマリズム、サスティナビリティ、それらの要素を すべてを兼ね備える製品を実現することはできるのでしょうか?私たちは、スイスのローザンヌにある2人のデザインスタジオを訪ねました。彼らのデザインに対する視点、働き方、ヴィトラの新製品「アナグラム ソファ」について聞きました。
ステファノ・パンテロット(1988年イタリア生まれ)とアレクシス・トゥーロン(1991年フランス生まれ)は、「エコール・カントナーレ・ダール・ド・ローザンヌ(ECAL)」在学中に出会いました。2015年に、ラグジュアリーデザインとクラフトマンシップについての修士課程を優秀な成績で修了し、2016年、スイスのローザンヌにデザインとコンサルティングのスタジオ「パンター&トゥーロン」 を設立。デザインとテクノロジーの融合に挑みながら、製品開発や斬新なビジュアルを取り入れたインスタレーションなどを幅広く手掛けています。パンター& トゥーロンとヴィトラは、2023年より協働を始め、2024年に初めての製品「アナグラム ソファ」を発表します。
「ヴィトラからのリクエストはとても具体的かつ簡潔でした。変化し続ける暮らしと働き方、社会。現代から次の 30 年への架け橋となる『ソファ』とはなにか?その問いかけから、モジュール性と柔軟性をあわせもつ360°プラットフォームのアイデアが生まれたのでした。」パンター&トゥーロン
Publication Date: 5.9.2024
Images: 1. © Vitra, photo: Nikolaj Lund; 2., 3., 4. © Vitra