コレクション: サステイナブルな製品づくり
サステイナビリティはヴィトラの企業文化にとって不可欠な要素です。ヴィトラでは、長く使い続けることができる製品開発、製品のライフサイクルを伸ばすための取り組み、サプライチェーンの組織化など、環境問題に対して様々な角度からアプローチをしています。
今回、Vitra Online Shopでは、ヴィトラが開発した持続可能な新素材にフォーカスし、それらを用いて作られた製品をご紹介します。
コルク材を使った製品
コルクはコルク樫という木の樹皮から作られていて、原木を伐採せず、樹皮を一度採った後に再生した樹皮から再びコルクが採れるため、森林を守りながら生産し続けることができます。自然素材ならではの風合いを活かした、ジャスパー・モリソンによるスツールの「コルクファミリー」や「コルク ボウル」などは天然コルクのブロックを削りだして作られています。コルク材についての詳しい記事はこちら
再生プラスチックを使ったアイテム
ヴィトラでは、ドイツの「イエローバッグ(Gelber Sack)」プログラムにより、家庭から出るリサイクル可能な廃棄物を回収し、再生資源化したポストコンシューマーリサイクル材を優先して製品や部品に使用するように取り組んでいます。これにより、気候変動に影響を与えるCO2の排出量を大幅に軽減できます。「ハル RE」、「ティプ トン RE」、「チャップ」などの椅子やスツール、「ツールボックス RE」、「ロッカーボックス」、「ドロップボックス」といった収納ボックスは再生プラスチックを使って作られており、100%リサイクル可能です。
製造過程で残ったレザーの端材を使った製品
オランダ人デザイナーのヘラ・ヨンゲリウスによる「エレファント パッド」と「キー リング エレファント」は、家具を革張りする製造過程で残ってしまった革を使って作られています。新作の「リパッド」は、レザーの破材を細断し、植物性なめし剤、天然ゴム、油脂、水を加えて混ぜ合わせ、圧縮した後乾燥させたボンディッドレザーという素材から作られています。製造工程で出る端材など、製品が市場に出る前に発生する産業廃棄物を再資源化したものを、ポストインダストリアルリサイクル材とよびます。
Sustainability Report
ヴィトラは1986年以来、サステイナビリティレポートを通じて、環境、社会、ガバナンスなど、幅広いサステイナビリティトピックに関する報告をしています。最新のレポートは、こちらからご覧いただけます。