コレクション: イームズデザインの80年
Eames Office：80 Years of Design at ISETAN
2021.11.5 -2022.1.5

2021年11月5日から2022年1月5日までの期間、伊勢丹新宿店のイベントスペース「イセタン ザ・スペース」において、ロサンゼルスのイームズオフィス設立80周年を記念した展覧会「Eames Office: 80 Years of Design（イームズデザインの80年）」が開催されます。

Images: ©Eames Office, LLC.All rights reserved

チャールズ＆レイ・イームズは、1950年代に初めて日本を訪れた後、度々来日し、日本のデザイナーたちと親交を深め、意見を交わしました。日本が彼らの世界観や作品にもたらした影響は大きく、その影響は、1961年、当時の株式会社伊勢丹の子会社である株式会社モダンファニチャーセールスが日本で最初にイームズオフィスの家具類の輸入を始めてから、さらに深まりました。伊勢丹新宿店で開催される展覧会「80 Years of Design」は、多角的な視点から、イームズ夫妻とイームズオフィスの作品が社会にもたらした重要な影響を、「アートとテクノロジー（影響力のある実験）」、「建築とインテリア（画期的な革新的デザイン）」、「遊びと学び（あらゆる世代に与えたデザインの喜びと驚き）」の3つの側面から探ります。

チャールズ&レイ・イームズを象徴する
インテリアアクセサリーやチェアが登場

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「イームズ プライウッド モビール」は、1940年代初旬にチャールズ＆レイ・イームズが成形合板の技術を向上させるために行った実験の中で誕生しました。レイ・イームズのアートワークやグラフィックデザインを想起させる有機的な2つのパーツからなるモビールは、ロサンゼルスのイームズ夫妻が暮らしたアパーメントにも吊るされていました。

 ヴィトラは2017年に、現代の暮らしに楽しさを添えるインテリアアクセサリーとして、モチーフが異なるAとB、それぞれ有機的なフォルムが映えるブラックでイームズプライウッドモビールを復刻、製品化しました。伊勢丹新宿店の展覧会では、自然の木目を活かしたナチュラルカラーの特別製品を発売します。

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伊勢丹新宿店の1階のウィンドウには、オリジナルと同サイズである2mの「イームズ ハウスホエール」が登場します。また、会場では「イームズ エレファント」や「イームズハウスバード」などチャールズ&レイ・イームズのデザインを象徴するインテリアアクセサリーやミッドセンチュリーを代表するチェア「オーガニックチェア」やラウンジチェア「ラ シェーズ」をご覧いただけます。

イームズ夫妻のデザインや言葉を暮らしに

アーカイブ写真と貴重な資料とともに綴る
イームズ ストーリーズ

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Vitra Online Shopでは、イームズエレファントなど彼らの代表的な製品の誕生秘話やストーリーを、貴重なアーカイブ写真や資料を交えてご紹介します。チャールズ＆レイ・イームズは、当時活躍していた数々のデザイナーとは一線を画し、遥かに遠く、そして広い視点で物事を捉えていました。彼らはデザインという分野のみではなく、宇宙、自然、風景、生き物、世界中の民族や文化、自らを取り巻く世界のすべてに興味を向けていました。ヴィトラとVitra Onlien Shopは、彼らの想いを現代の暮らしへと伝えます。

イームズエレファントのストーリーは
こちら

ヴィトラとチャールズ&レイ・イームズ

ヴィトラの創業者であるウィリー・フェルバウムが1953年にニューヨーク訪問中にイームズ製品と運命的に出会い、その後1957年にヴィトラとハーマンミラーがヨーロッパ大陸のライセンス契約を締結したことにより、ヴィトラとイームズオフィスのパートナーシップが始まりました。これが、ヴィトラの家具メーカーとしての歴史の本格的な第一歩となり、現在、ヨーロッパと中東においては、チャールズ＆レイ・イームズによる製品の販売権をヴィトラおよびヴィトラデザインミュージアムが所有し、一部の家具とインテリアアクセサリーについては世界的な専売権を所有しています。