イームズ スペシャル コレクション 2023

ヴィトラとイームズオフィスの協働により、特別カラーを纏った「イームズ スペシャル コレクション 2023」が登場します。チャールズ&レイ・イームズを象徴するデザインの特別モデルの数々が、9月7日(木)よりザ・コンランショップ 伊勢丹新宿店、Mid-Century MODERN 港南店にて先行発売中、Vitra Online Shopでは11月1日(水)より発売開始、2024年1月末まで期間までの限定で展開します。

チャールズ&レイ・イームズは、20 世紀のデザイン史においてもっとも重要な存在です。彼らは家具デザイン、映画や写真撮影、展覧会の企画までを幅広く手掛け、プライウッド、ファイバーグラス、アルミニウムなど、彼らの独創的な素材使いやカラーパレットは、ミッドセンチュリーのデザインに革命をもたらしました。「カラー」は見た目としての効果だけでなく、表現のひとつであるとイームズ夫妻は考えていました。

「イームズ スペシャル コレクション 2023」の開発にあたり、ヴィトラとイームズオフィスは、イームズ夫婦が好んだカラーパレットから着想を得たカラーを選び、当時と同様の技術を使って染色、住まいをカラフルに彩る新鮮なコレクションが生まれました

先行発売:9月7日(木)
ザ・コンランショップ 伊勢丹新宿店、Mid-Century MODERN 港南店
ELLE SHOP(※ラシェーズ除く) 

Vitra Online Shop発売:11月1日(水)
※「ラ シェーズ」を除くラインナップ

Organic Chair Conference 

1940 年、チャールズ・イームズとエーロ・サーリネンによって、ニューヨーク近代美術館主催の家具コンペティションのために考案された「オーガニック チェア」。イームズスペシャルコレクション2023として、テーブルに合わせて使える「オーガニック カンファレンス」に、野原に咲き誇る花々を連想させるクヴァドラのファブリック「リア(Ria)」を纏ったモデルの3色が登場。いつでもテーブルに花々を活けることを忘れなかったレイ・イームズとチャールズ・イームズの細部へのこだわりが着想源です。

Eames Elephant Plywood

チャールズ&レイ・イームズは、1945年にプライウッドを成形する技術を用いた象の形をしたおもちゃをデザインしました。当時は技術的に難しく、製品化にはいたりませんでしたが、2007年の限定生産を経て、2018年にヴィトラの定番製品に加わりました。イームズスペシャルコレクション2023にラインナップされるのは、ダークグリーンカラーの特別モデル。ステイン仕上げにより自然の木目もカラーと美しく調和します。

Eames House Bird

チャールズ&レイ・イームズは、旅から持ち帰った数多くのオブジェとアクセサリ ーで、彼らの自邸イームズハウスをまるでコラ ージュするかのように飾っていました。その中でも黒い木製の「イームズ ハウスバード」は夫婦のお気に入りでした。イームズスペシャルコレクション2023のイームズハウスバードの特別モデルは、イームズ夫妻の色彩の世界とレイ・イームズの絵画やコラージュ作品から着想を得たダークグリーンとペールローズの2色展開です。

Eames Plywood Mobile

1940 年代初旬にチャールズ&レイ・イームズは、成形合板を三次元形成する技術を向上させるため一連の実験を行いました。その中で、レイ・イームズのアートワークとグラフィックデザインを思い起こさせる有機的な形状を成形合板で象った2つのパーツからなる「イームズ プライウッド モビール」が開発されました。イームズスペシャルコレクション2023 には、バイカラーの特別モデルがラインナップされています。モデルA がペールローズとレッド、モデルB はペールローズとボルドー、それぞれ異なる2色を組み合わせています。

Eames Wool Blanket

「ドッド パターン」と名付けられたテキスタイルは、1947 年にニューヨーク近代美術館で開催された展覧会のためにデザインされました。十字模様とドッドで構成された大胆なグラフィックのテキスタイルは、1930 年代に描かれたレイ・イームズの抽象絵画をもとにしています。ヴィトラが製品化した「イームズ ウール ブランケット」は、高品質のメリノラムウールを素材にジャガード織で織られ、表と裏で模様の色が反転する仕様です。イームズスペシャルコレクション2023 では、特別カラーのボルドーをラインナップしています。

ヴィトラとイームズ

ヴィトラの創業者ウィリー・フェルバウムは、 1953年にニューヨークでイームズ製品と運命的な出会いを果たしました。1956年にヴィトラとハーマンミラーがヨーロッパにおけるライセンス契約を締結した後も、ヴィトラとイームズ夫妻、イームズオフィスは深い信頼で結ばれ、現在は、ヨーロッパと中東のイームズ製品の製造販売権をヴィトラが所有し、一部の家具とインテリアアクセサリーについては世界的な専売権を有しています。